静岡県障害者就労研究会 拡大学習会

こんにちは、TRW鈴木(よつば・にこる)です。

2月4日(日)に、静岡大学で実施された「静岡県障害者就労研究会拡大学習会『障害者の就労と人生』」に参加しました。

放課後等デイサービスは、直接「就労」に関係することは少ないですが、TRWでは「就労」を目指して日々の療育を行っているという面もあるので、必要を感じての参加となりました。

午前中は「働き続けるために ~学生時代に学びたいこと~」、「働き続けるために ~生涯学習を考える~」という2つの講演があり、午後には、「大学で学ぼう」の参観と支援者部会がありました。

まず「働き続けるために ~学生時代に学びたいこと~」では、事例を絡めながら「働くということ」「職場と学校の違い」「働くために必要なこと」「働き続けるために必要なこと」についてのお話がありました。その中で、「学校で【正しい】と言われてきたことが会社では【正しくない】、【してはならない】と言われることがある」ということ、「社会人になると【支えてもらう人】から【支える人】になる」ということ、「働きたいという気持ち・意欲が大切である」ということが特に印象的です。言われてみると当たり前のことですが、深く考えておらず、なんとなくの感覚になってしまうような内容で、改めて深く考えるきっかけとなりました。

次に「働き続けるために ~生涯学習を考える~」では、障害者の生涯学習の現状と今後の施策についてのお話がありました。現在、今までと比べ、離職や転職が許される世の中になりつつあります。それにより自由度は高まりましたが、だからこそ、「働き続ける」ためには、生涯にわたる学習が必要なのだと感じました。

という流れの後に、午後の「大学で学ぼう」の参観です。

「大学で学ぼう」とは、実際に働いている障害をもった方々が、文字通り「学ぶ場」です。最初にアイスブレイクがあり、参加者の緊張をほぐしてから「ワンポイント心理学」というコーナーがあります。働き続けるためには、「人間関係」が重要ですよね。今回は【プラシーボ効果】についてでした。今までの「ワンポイント心理学」では、【表情】【イメージアップのための3つのS】などがテーマになったそうです。次いで講義に入るのですが、今回は作業療法士の方による「働き続けるために ~体のケア」です。働き続けるために必要な、心や身体について学べ、回によっては知識も学べるような構成は本当に素晴らしいと思います。また、静岡大学の教育学部の学生が進行に携わっていて、みんなの学びの場になっていることも素晴らしいです。

若者の参加者の割合が少ないので、増やしていきたいとのことでした。

以上のことを踏まえて、「よつば」「よつば・あえる」「よつば・にこる」でできる支援は何なのか、ということを常に念頭に置いて日々の支援に励んでいきます。

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