【さてらいと】成功のための失敗の仕方
みなさん、こんにちは!
相談支援さてらいと 薮崎です。
今回のテーマは「成功するための失敗の仕方」です。
問題となる行動をするお子さんには、いくつかの背景が
考えられますが、失敗の振り返りが苦手で自信を失ってしまった
ことによって問題行動をとるお子さんもいます。
これは、お料理でも考えることができます。
例えば、「今日の野菜炒めはしょっぱかったな~」と
思ったら、次回は塩を少なくしますよね。
でも、忙しい毎日でそんなことは忘れていたり、
そもそも塩の分量を毎回いちいち量っていません。
仕方ないので、“なんとなく”でもう一度作ってみます。
すると、食べた家族から言われます。
「この間もしょっぱかったんだけど!」
お子さんも、「なんとなく」で挑戦をして、
予想外の失敗にショックを受けている可能性があります。
この「なんとなく」が曲者で、
失敗の原因を分かりづらくさせてしまいます。
「塩15gでダメなら次は10gでやってみよう!」が
できていないということですね。
つまり、成功するための失敗ができていないということです。
成功するためには、「なんとなく」をできるだけ減らし、
目標やゴールをイメージすることが大切です。
例えば、お片づけが苦手なお子さんには、
「きれいにお片づけしなさい」と言っても
ゴールがイメージしづらい場合があります。
その場合は、
綺麗に片付いている時のお部屋の写真を撮影し、
「夜の〇時までに、お部屋をこうしてごらん」と
撮影した写真を見せます。
そして〇時になったら答え合わせをします。
撮影した場所と同じ場所から、
写真と部屋を見比べて、
お部屋の中がどうなっているか一緒に確認します。
しばらく続けて、写真が必要なくなる場合もありますし
法則を理解して別の場所でも片付けが
できるようになる場合もあります。
なかなか片付けが定着しない場合は、
撮影する時に一緒に片づけをしたり、
写真の中で注意する場所を〇で囲んだりする等の
工夫があると良いかもしれません。
今回は「成功するための失敗の仕方」について
お話をしました。
ご不明点や疑問があれば、お気軽に下記連絡先へ
ご連絡ください。
TEL:070-1542-8718(相談員直通)
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