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【あえる】PCC
ブログをご覧の皆様、ごきげんよう。
お久しぶりです。あえるの藪﨑大地です。
普段はあえるのブログ職人が編集してアップしてくれていますが、
ブログにちょっとおじゃまして、雑談をしていきたいと思います。
昨年11月から、あえる内での立場が少し変わり、
「指導員」から「児童発達支援管理責任者」というなんとも長い肩書に代わりました。
そして、肩書の文字数は多くなったのに、子ども達と関わる時間は少なくなりました。
その分、関わる時には、自分の持つ力を目一杯使って、
子ども達と向き合いたいなぁと考えています。
僕自身、大学を卒業後、高齢者介護を行っていた経歴から
「認知症を患う高齢者の支援」に関する情報が
ちょくちょく飛び込んできます。
その一つが「パーソン・センタード・ケア(パーソナル・センタード・ケア)以下:PCC」でした。
はい、読んで字のごとく、「利用者さん中心の支援」です。
「えっ!?当たり前でしょ?」と思うのですが、なかなか発揮されてこなかった時代がありました。
PCCは、様々な書籍でその対象を”認知症高齢者”や”精神障害者”としていますが、
放課後等デイサービスの利用者さんもその対象だと藪崎は考えています。
トム・キットウッドさん曰く、
PCCの特徴の一つに、「利用者さんの状態を2つに分ける」と言うものがあります。
それが「良い状態」と「良くない状態」です。
「良くない状態」の時、周囲のご家族や、その他の支援者の方々は
困ってしまう事があると思いますが、一番困っているのは、利用者さん自身です。
上手く周囲に表明できないけれど、自分に起きた不快な出来事への対応が、
周囲を困らせてしまう行動のように映る事があります。
その人の行動を変えるのではなく、不快な出来事を調整したり、
不快な出来事の受け止め方をサポートする必要があるそうです。
トム・キットウッドさん、ありがとうございます。
すみません。PCCの話がしたかったわけではないのです。
トム・キットウッドさん、ごめんなさい。
重要なのは「”利用者さん中心”という考え方が発揮されない時がある」ということです。
支援者は、困っている利用者さんやご家族を見ると、
ついつい「できること探し」をしてしまいます。
そして、「してほしいこと探し」がおろそかになってしまう事も・・・。
「できること探し」はとても良いことなのですが、
それは同時に、支援者の視野になってしまう事があります。
「してほしいこと探し」が「利用者さん中心の支援」への近道なんだと考えた、藪﨑の雑談でした。
サムネ画像は今日の活動「積み木で遊ぼう~ドミノ編~」でした。
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TEL:054-275-2505
藪崎大地